寛永13年10月10日付
31×43
増田孝解説有
桐箱
増田孝「沢庵宗彭の手紙と花押」(「日本古書通信」699号 昭和62年10月号)で取り上げた書状。「御意 尚々御上之由珍重存候我等事にて候間十四日ニ又登城可申之由 昨日 御仕合能御暇出申候而十四日過申候ハゝ御暇の儀可申候 近日ご上洛の之由珍重存候・・・小春十日 宗彭(花押)」(逗留中は残念ながらお会いすることも叶わず、私の暇のことも近日申し出たい旨を述べています。十四日にお城に参るよう言われているので、それが済んでから暇のことを申し出るつもりでいます。許しが出次第、早々と罷り上り、上方においてお会いします、返し書を結んでいるのであります。 以上増田孝解説より)